脳に記憶される仕組み

脳に記憶される仕組み

皆さん普段ある事を覚えたり、忘れたり、思い出せそうで思い出せなかったりすることがありますよね。

記憶するという仕組みを理解すると、より脳を活性化することへの興味が湧いてくるはずです。

人間がどのように物事を記憶していくのかみていきましょう。

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記憶の3つのステップ

物事を記憶する際に3つのステップがあり、脳が入力された情報をうけとり(記銘)、それを保ち(保持)、必要に応じて呼び出す(想起)という流れになっています。

これらのステップは脳の海馬や大脳皮質などが大きな役割を担っており、老化による「もの忘れ」は、おもにこのプロセスの想起の機能低下で生じています。

3種類の記憶方法

一言で記憶すると言っても、3種類に分類することができます。

それでは1つずつその記憶について確認していきたいと思います。

感覚記憶

まず1つ目のの感覚記憶とは、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、といった感覚器官ごとに存在する、非常に保持時間の短い記憶のことです。

保持時間は感覚ごとに異なりますが、感覚記憶の保持時間は0~2秒程度だといわれています。

この短い時間の理由は、私が目にしたり耳にしていることを全て記憶してしまうと、脳がパンクしてしまうからです。

仮に町中を歩いていて、たくさんの人や車、建物などが目に入ると思いますが、すれ違った人や車の車種などを覚えている人は少ないですよね。

この感覚記憶は感覚器官から入ってきた情報の一時保管場所となり、次の短期記憶や長期記憶に繋がっていきます。

短期記憶

短期記憶とは、比較的短い期間、頭の中に保持される記憶のことを指します。

例えば前日に一生懸命暗記をして覚えたはずなのに、次の日には全く覚えてないという経験はありますよね。

これは短期記憶に一時的に保持されただけで、長期記憶に送られなかったために生じたと説明することが出来ます。

また短期記憶が強い弱いという表現がありますが、この短期記憶に保持する容量や保持しておく時間の量を意味します。

短期記憶の弱さは、記憶力の弱さと直結するわけではないので、混同しないように注意が必要です。

長期記憶

長期記憶とは、短期記憶が何度も思い出されることによって、長い期間保持される記憶のことです。

誰にでも自分の名前や誕生日など、絶対に忘れないという記憶がありますよね。

長期記憶はいつでも取り出せる状態になっており、パッと思い出すことができるのも特徴です。

このように記憶には3種類あり、それぞれの役割を持っていることが理解できたと思います。

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