調べる力、覚える力

調べる力、覚える力

IT時代となった今では「わからない事があれば調べれば良い」という事が当たり前に言われるようになってきています。

教育現場においてもIT技術を駆使して“調べる力”を向上させるという事にも注力されています。

ただし、そのせいで人間が次第に頭を使わなくなってきているのではないかというような懸念もあります。

そんな調べる力と覚える力についてすこし考えていきたいと思います。

デジタル健忘症

今の時代はデジタル健忘症というものが一つの問題となっています。

これがどういうものかと言うと、例えば自分で調べた情報もデジタルデバイスに情報を保存した事で安心してしまい、その情報を記憶にとどめておく事が出来ずに忘れてしまう現象の事を言います。

この事は国や年齢、性別など問わず、IT上の脅威から世界を守る「Save the World from IT threats」をミッションとするKaspersky Labという機関が2015年から調査を進めており、全世界的にも問題になっている現象であると言われています。

記憶をスマートフォンに肩代わり

株式会社カスペルスキーが実施した日本国内の18歳から69歳のインターネット利用者を対象に行った調査の結果によると、「デジタルデバイスに頼る事で昔に比べて記憶しなくなった」という調査結果が出ているようです。

スマートフォンの普及、その機能が充実している事によって、現代の人は自分のスマートフォンに自分の記憶を肩代わりしてもらうというような傾向がみられるようです。

もちろん、今の時代、パソコンやスマートフォン、タブレットを十分に使いこなす力は絶対に必要です。

しかし、ネットやデバイスに依存し過ぎてしまうと脳はその力をどんどん失っていきます。

デジタル健忘症が身近に起きているこの時代、ネットやデバイスを利用するのは便利な事であるが、頼り過ぎずに共存する事が大切といわれています。

覚える力

わたしたち人間の“覚える力”を補い、情報を管理してくれる技術というものは今後ますます生活に密着するようになり、誰しもが簡単にその恩恵にあずかる事が出来るようになるでしょう。

しかし、その一方で“覚える力”が失われているくのも事実です。

その為、日常に訪れる記憶を必要とされる場面でその力を発揮する事が出来なくなってしまう心配がつきまといます。

いざという時に困る事のないように、記憶する力を身につける事は非常に重要です。

IT技術が進歩している今だからこそ、自ら記憶力を高める為に動き出さなければいけない時代になっているともいえるのではないでしょうか。

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